適応障害を経験し無職になった私は、適応障害がだんだん回復に向かってきたと感じ、再就職に向けた活動をしようと考えました。
そこで色々考えてキャリアアップかキャリアチェンジすると考えた時、新たなスキルが必要だと感じました。
新たに資格や技術を身につけるためにはどうしたら良いか、そう考えた時にハローワークから案内された職業訓練校で資格を取るということに興味を持ちました。
その中で一度は選んだWEBデザイナーコースですが、最終的にはこの道を諦めました。
今回は、なぜWEBデザイナーという選択を辞めたのか、その理由とハローワークでのやりとりを交えてお話しします。
職業訓練校でWEBデザイナーを目指そうとした理由
実はWEBデザインは、過去に副業で行っていたこともあり以前から興味のある分野でした。
私が適応障害から回復するために書き出したこのブログもその時に学んだWordPressで作っています。
デザインやクリエイティブな作業は好きですし、これからの時代、デジタルスキルが求められるのは明白です。
そして今までみたいに「仕事が趣味」と家に帰らないというのではなく、在宅での仕事も可能という点で、家庭との両立ができるのではと考えました。
適応障害で外で働くことに不安を感じていた私にとって、「在宅でできるWEBデザイン」は魅力的に映りました。
なぜWEBデザイナーを諦めたのか
しかし、実際に調べたり相談を進めていく中で、この道に進み仕事をするという点であまりメリットを感じなくなって行きました。
その理由を以下に挙げます。
- 生成AIの時代
WEBデザインは見た目のデザインだけでなく、コーディングやマーケティングの知識も必要です。しかし、生成AIで誰でも簡単に作れる時代になってきている感じました。 - 市場競争が激しい
特にフリーランスとして活躍する場合、ポートフォリオや実績がない状態で仕事を得るのは厳しい現実があります。案件を獲得するための営業力やネットワークも求められます。 - 長時間のデスクワークが身体的に負担
適応障害を経験した私にとって、長時間画面に向き合う生活が再び精神的な負担になりかねないと感じました。 - ハローワークでの相談結果
職業訓練の窓口で相談した際、WEBデザイナーの求人と給料を見ました。現実的に考えて独立を目指すなら有りですが、「安定した収入を得たいなら、より実務的な資格を取る方が良い」という考えに。
私が副業を辞めたのは、本業が忙しくなったのと、ChatGPTで簡単に作れるようになることからこれからの時代はなかなか厳しいのでは?と考えたからです。
WEBデザインは辞めてハローワークへ
ハローワークの職員さんと話す中で、もう一度自分の適性を見つめ直すことにしました。
そこで提案されたパンフレットで目についたのが、電気工事士の資格です。
電気工事士の資格を取るということは以下のようなメリットがありました。
- 実務経験が活かせる
これまでの施工管理の経験が活きる分野であること。 - 安定した需要
電気や機械保全の分野は、将来的にも安定した需要が見込まれること。 - 短期間で就職可能
資格取得後、比較的短期間で再就職につなげやすいこと。
施工管理をしていたので、簡単な電気は自分でやっていたし、これに資格がついてきたら申し分ないのではと。
もし、独立したいときもこの資格があればエアコン設置や設備管理、機械の電気施工、制御盤の組立&設計、一般住宅への施工…と。
WEBデザインよりも幅広く応用がききそうだと感じました。
自分に合った選択をする大切さ
職業訓練校は、新しいスキルを身につける場として非常に魅力的ですが、すべてが自分に合うわけではありません。
WEBデザイナーという道を諦めたのは、決して挫折ではなく、「自分に合った選択」をするための決断でした。
キャリアチェンジかキャリアアップのために受けるか…これはホントに悩みました。
WEBデザインはChatGPTといっしょに勉強できるというのも、受講を辞めた大きな点でもあります。
当時の私はネットで調べてあれでもないこれでもないと調べていましたが、今は質問すれば答えが返ってくる。
もし、WEBデザインをやりたいのだったら自分でやろうと考えました。
適応障害を経験した私だからこそ、無理なく続けられる仕事を選びたいと思っています。
そのため、現実的に可能性が高い道を選ぶことが大切だと感じています。
最後に
キャリアチェンジのためWEBデザイナーを辞めたことは、一見すると後ろ向きに見えるかもしれません。
在宅で仕事もできるWEBデザインの授業は魅力的でしたが、諦めるそれは私にとって前に進むための一歩でした。
今までみたいに「仕事が趣味」という人生にはならないようワークバランスを考えたいです。
そしてこれからも、自分に合った働き方を探し続け、適応障害を乗り越えていきたいと思います。
もし同じように職業訓練校を検討している方がいれば、自分を見つめ直し自分に合った選択をすることが重要だとお伝えしたいです。
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