適応障害で無職となり、失ったものは数えきれないほどあります。
その中でも、一番大きいと感じたのが「自信」です。
今まで「仕事が趣味」と言ってアホほど働いてきた自分が、突然、自分自身を信用できなくなる感覚に陥りました。
でも、そんな状態から少しずつですが、心の整理をしながら自信を取り戻す道を歩んでいます。
今日は、そのプロセスで実践していることを共有したいと思います。
小さな成功体験を積み重ねる
以前の私は、大きな目標を掲げ、それを達成するために全力を尽くすのが当たり前でした。
でも、適応障害で自信を失った今は、そんなやり方では心が折れてしまいます。
だからこそ、毎日「小さな成功体験」を意識して作るようにしています。
例えば:「今日は散歩を10分する」「気になる本を1ページ読む」「ブログを書く」
できたら、「よくやった」と自分を褒める。
それだけで、少しずつ「自分はまだできる」という感覚が戻ってきます。
自分の気持ちを言葉にしてみる
適応障害になって、頭の中がモヤモヤしていることが多くなりました。
このモヤモヤを放置すると、どんどん自分を否定する方向に進んでしまいます。
そこで始めたのが、ノートやブログに自分の気持ちを書き出すこと。
ネガティブな感情でも、まずは全部吐き出してみます。
吐き出した後は、「じゃあ、今の自分にできることは何だろう?」と考えるようにしています。
書き出すことで、頭の中が整理され、少しだけ前向きな気持ちになれる瞬間があります。
他人と比べない
これが一番難しいことでした。
SNSを見ていると、他の人の成功やキラキラした生活が目に入ります。
「なんで自分はこうなんだろう」
と思わずにはいられません。
でも、他人と比べて落ち込んでも何も変わりません。
だから、「他人は他人、自分は自分」と割り切ることを意識するようになりました。
他人と比べるのではなく、「昨日の自分」と比べる。
そして、少しでも成長しているところを見つけて、自信につなげています。
休むことを許す
以前の私は「休むこと=怠けること」だと思っていました。
でも、それでは心も体も限界を迎えてしまいます。
今では、「休むことも自分を成長させる時間」と考えるようにしています。
音楽を聴いたり、映画を観たり、ただぼんやりする時間も、心の整理には必要なものだと感じます。
自分の価値を再確認する
適応障害で仕事を失ったことで、「自分には何の価値もない」と思ってしまうことがありました。
でも、家族や友人と話す中で、自分が意外と周りに必要とされていることに気づきました。
例えば、息子との時間を増やしたり、妻とゆっくり話す時間を作ったり、家族の役に立てることで、自分の価値を再確認できました。
失った自信を取り戻すのは簡単なことではありません。
でも、少しずつ心の整理をしていくことで、前よりも穏やかに、そして前向きに過ごせる日が増えてきたように思います。
焦らず、自分のペースで進むこと。
それが一番大切だと感じています。同じように悩んでいる方に、このブログが少しでも役立てば幸いです。
「焦らなくていい、一歩ずつ。」
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