実は失業保険は受給猶予を先延ばしできる制度があります。
失業保険は、失業後すぐに受給を開始するイメージがありますが、実は状況に応じて受給開始を遅らせることができる「猶予制度」が存在します。
この制度をうまく活用することで、受給タイミングを調整し、自分のライフプランに合わせた再就職活動が可能になります。
私はビズリーチのスカウトから未経験業種へ転職しました。
その際に仕事が合わなかった場合失業保険が受けられない…
そのデメリットを考えてましたが、2ヶ月で適応障害無職に…
しかし、2ヶ月しか働いていない私も受けることができたのがこの猶予でした。
失業保険の猶予とは?
失業保険の猶予とは、自己都合や会社都合での退職後に失業保険を受け取るタイミングを意図的に遅らせることができる仕組み。
通常、失業保険は失業状態になった後、一定の条件を満たした場合に支給されます。
しかし、次のような状況では猶予が認められます。
猶予が認められるケース
- しばらく働く予定がない場合
病気や介護、家族の事情などで一定期間働く予定がない場合、失業保険の受給を後回しにできます。 - 学び直しやスキルアップを優先したい場合
職業訓練や資格取得の勉強に専念したいときも、猶予を活用できます。 - 海外渡航や長期の旅行を計画している場合
海外での滞在や長期間の旅行を予定している場合、失業保険の受給期間を開始しない選択も可能です。
猶予を申請する手続き
失業保険の猶予を受けるためには、以下の手続きを行います。
- ハローワークに相談
まず、最寄りのハローワークで失業保険の猶予について相談します。理由や予定を担当者に伝えることが必要です。 - 求職活動の停止を申告
求職活動を一時停止することを正式に申請します。これにより、受給開始が保留となります。 - 再開時に申請
猶予期間が終了したら、再度ハローワークで求職活動を開始する旨を申告し、失業保険の受給を再開します。
失業保険の受給期限に注意
失業保険の受給期限には注意が必要です!失業保険には、受給できる期限が設定されています。
基本的には「退職後1年以内」に受給を開始しないと、給付を受ける権利が失効します。
ただし、病気や妊娠・出産など正当な理由がある場合は、この1年の期間を延長することが認められるケースがあります。
このおかげで私は失業保険を受けることがで来ましたから。
転職後1年と失業手当を使わず早期就職手当を貰わないという条件を満たしていた私。
転職2ヶ月で仕事を辞めても失業保険をもらうことができました。
猶予期間中の注意点
- 求職活動の証明が必要ない
猶予期間中は就職活動の報告義務がないため、安心して自身の予定を優先できます。 - 生活費の計画が重要
受給を遅らせる分、生活費の計画を立てる必要があります。貯蓄や他の収入源が確保できていることが前提です。 - タイミングの調整を慎重に
猶予期間が長引きすぎると、受給できる総額が減少する場合もあるため注意が必要です。
私の受給について
私が失業保険を転職後すぐに適応障害無職になっても受給できたのには理由があります。
普通は離職前の2年間に通算して12か月以上の被保険者期間があることが失業保険受給の条件。
しかし、私は転職前に17年働いた雇用保険を使わずに転職しました。
使わずに転職した私の場合、前職で17年⇛すぐ就職2ヶ月の雇用保険かけていたことになるので10年以上20年未満:120日間が適応されました。
離職前の2年間に通算して12か月以上の被保険者期間があることという条件。
これは早期に再就職が決まった場合に支給される手当である早期就職手当を使っていたら失業保険を受けることができませんでした。
まとめ
失業保険の猶予は、自分のライフプランや再就職活動に合わせて受給タイミングを調整できる便利な制度です。
特に、スキルアップや健康上の理由で一時的に働けない場合には、積極的に活用する価値があります。
ただし、受給期限を超えると失効するため、猶予期間と受給開始時期をしっかり計画することが重要だと身を持って実感しました。
もし、失業保険が受けられない状態だったらホントに生活保護になっていたかも…
これが職業訓練まで受けられるなんて。ホントにありがたいと思っています。
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