適応障害で無職となり、自分の将来について真剣に考える時間が増えた中で、再スタートを切るためにハローワークで知った職業訓練に通うことを決意しました。
新しいスキルを身につけられるだけでなく、失業保険を受けながら学べる点が大きな魅力です。
しかし、実際に受講を始めてみると、思わぬ現実に直面しました。
それは、言い方が悪いと思いますが「受講生のレベルの低さ」です。
私は適応障害・無職、何もできない人間なのに一緒に受講する仲間へこんな思いを抱くとは思ってもいませんでした。
職業訓練校の現実 – ハローワークで紹介された講座
ハローワークで職業訓練の相談をしたとき、いくつかの講座が紹介されました。
私が選んだのは「電気工事専門」の講座。電気工事ができる資格やシーケンス、PLC制御といった専門的なことの基礎知識を学べる講座。
しかし、入校2週間目。やっているのはWordやExcel、タイピングのスキルを身につける内容です。
初日は説明会があり、講師の方から「初心者向けなので安心してください」との説明がありました。
正直、そのときはタイピングとかWordは普段から使っているし適当に時間が過ぎればと思っていました。
実際に受講して感じた受講生のレベル
講座が始まると、受講生のレベル感に驚きました。
具体的には、以下のような状況です:
- 電源の入れ方を知らない パソコンの電源ボタンの位置が分からない人が多く、講師がひとりずつ説明して回る場面もありました。
- タイピングの基本が身についていない タイピング練習の時間では、ほとんどの受講生がキーボードを一文字ずつ探しながら入力している状態でした。
ブラインドタッチどころか、アルファベットの位置すら覚えていない人もいました。 - Wordの基本操作が分からない Wordでの簡単な文章作成や保存方法を学ぶ段階でも、進行が非常にゆっくり。講師の説明を聞きながら、全員が同じペースで進めていく形式だったので、進み具合が非常に遅く感じました。
電気設備の講習は・・・
正直な話、電気設備で私が学びたいのはシーケンス制御とPLC制御。
図面を書くにも資料を読んで製品を取り付けるにもパソコンスキルの基本は必要なはず。
まさか、私が資料を読みながら半日で終わるこれだけの内容を進むのに1週間を費やすのだったら…
みんな資格とか取る気があるのだろうか…今後専門的な授業に入ったときの進行が不安になってきます。
仕事に直結する内容と思っていただけにこのレベルとはと正直やる気が無くなってきたり…
自分とのギャップ
適応障害無職となった私自身は、職業訓練を新しいスキルを習得する場として捉えており、高いモチベーションを持って入校しました。
職業訓練校で学んだスキルと基礎知識、それで資格習得しそれを活かして転職活動を有利に進めたいという気持ちもありました。
しかし、講座の内容があまりにも基礎的で、正直「これで本当に就職に繋がるのか?」と不安を感じています。
また、受講生の中には、訓練そのものを「失業保険を延長する手段」として利用しているように見える人も少なくありませんでした。
このギャップが、さらにモヤモヤした気持ちを助長させました。
職業訓練を受けるメリットと課題
職業訓練には確かにメリットもあります。
特に、失業保険を受けながら新しいスキルを学べるのは大きな魅力です。
また、基本的なパソコンスキルを学びたい人にとっては非常に良い環境だと思います。
しかし、私のようにある程度のスキルを持った人にとっては、内容が基礎的すぎて物足りないと感じることもあります。
この時間を無駄にしてキャリアを捨てても良いのかと(職業訓練校時間は無職…)色々悩んでいます💦
まとめ
職業訓練校で学ぶことは決して無駄ではありません。
しかし、受講生のレベル感やモチベーションの違いに戸惑いを感じる場面も多々あります。
ハローワークの職業訓練を検討している方は、自分の目標や現在のスキルに合わせて講座を選び、必要に応じて自主学習も取り入れることをお勧めします。
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